[走り出した後で始まった事には意識は向かない。道を阻むものは問答無用と斬り払い、娘は先へと駆けてゆく] ……どこに、いるっ……![幾度目か、立ちはだかるものを斬り払い、赤紅を翻し。ふと、感じたのは、強い風の音と焔の気配。>>122] ……ヒトガタ……か?[それからもう一つ、感じ取ったそれに。何故ここに、と思いつつ、そちらへ向けて地を蹴った。*]