[機を逃さず、カスパルがレイピアをベルガマスコに突き立てる。>>126>>127何か硬いものの砕けるような音は、人の身体がたてるものではないかに思われた。そして、ベルガマスコの胸から粘り気のある液が噴き出すのを見る。至近にいたカスパルが避けられるはずもなかった。] …カスパル![ナイフを投げ捨てて戦槌を構え直し、ベルガマスコの太った身体を薙いだ。先程までの硬さはもうない。ベルガマスコは鞠のように転がる。]