― 連邦軍野営地・司令官天幕 ―[食後──…漆黒が空を覆い、星明りが散りばめられた夜。クリフの天幕に訪問者があった。] こんな夜更けにごめんねぇ。 ちょーっと話したくて。[顔を覗かせた男は、右手に小さな瓶を持っている。中身は米で作った酒だ。] 明日があるからねぇ。 まぁ、ちょっとだけ… はっははぁ。旦那あたりに見つかったら怒られちゃうかなぁ?[などと軽口を叩いたものの、実際にローランドに見つかったら、多分酒席に混ざるだろうとも思っている。]