[パァン!と、戦場に甲高い音が響く]
「───悔い改めを、と申したはずです。
悪しきを是とする貴方に差し出すものなど、何一つありません。
そして、貴方に屈する者など、誰一人おりません。
全てが貴方の思う通りになるなど、思わないことです。
早々にお引取りを」
[妖術師の頬を平手打ちした後の宣。
それに続いたのは、聳え立つ柱の傍から上がった喧騒。
平手打ちの衝撃に一時呆けていた妖術師だったが、人質を取り返されたと知りそちらへと術を放つ>>128。
その隙にチャールズは姫と妖術師の間に割り込んだ]