― 都市上空 ―
[シメオンから返る言葉>>126ははきとした答えとならない。
すっきりしない感覚にむず痒そうに表情を歪めた。
断定した言葉にも明確な回答は無い。
けれど、それだけは肯定であると受け止めるに至る。
そのような雰囲気を彼が醸し出しているためだ]
不本意…?
……へぇ、『デュエル』の在り方なんてもんがあるのか。
少なくとも俺は何も聞いちゃいねぇが。
[宙に浮かび上がるカードを見遣りつつ耳にする問いの回答>>127。
それにぼやくように言いながら、その言葉からシメオンが『デュエル』の管理者である確信を得る。
違反した者にペナルティを与えた、と言う意味なのだろう。
この流れから、『魂の檻』とはカードを奪われた者が送られる場所なのだろうと言う推測を立てる。
消えた『節制』の保持者も、恐らくはそこに送られたに違いない]