― 舞踏場近辺 ―[己が紡いだ旋律が、他者に思わせるもの>>132は知らず。そも、その旋律を残したものと自身の関わりも知らぬ奏者は、軽く身体を伸ばした後、とん、と軽く足元を蹴る。ふわり、舞い上がった身体は銀の繭のすぐ側に降り立ち]……おや。[そこに立つ姿>>128に気づくと、目を細めた]どうやら、何事もなくたどり着けたようだね、ファミィ。[呼びかける声音は、少しだけ柔らかなもの]