>>131ユーリエ
ええ、仲良しですよ。シメオンはガキの頃から本当に気のいいやつでね。
だからコイツが選ぶ相手のことはオレも気になりますね。
(今のところは、あんたとコイツ、似合いの二人に見えてますよ。
…今のところはね。)
[…はテーブルを立ち去る前にユーリエにしか聞こえない声で囁いた。]
ユーリエお嬢さんな…なんつーか底が知れない女だぜ。
ま、シメオンが楽しそうなのはいいことなんだろうが。
[仲良く食事する二人を遠巻きに見つつ。半眼になる。]
[麦酒を立て続けに飲み干して、女性達から話の続きを催促された…は語りだした。]
オレはこの村のはずれにある家に住んでてね。
この宿に来るときに通ったんじゃないか?そうそう、木の柵と小さい庭がついあの家。
昔は心地良い家だったよ。
ああ、マリアとファウストがいた頃はな…
[…はそこまで話してまた1杯麦酒を飲み干した。]