[周りを見渡せば、年配の船員と目が合った(>>127)。
どうかしたかい、と尋ねられれば、いきなり話しかけられて少しビクッとして]
いえ、意外と船員の方もこのレストランを利用するんだなと思ってですね。
[と、目を逸らしながら答えた。歳上の人と話すのは、無意識に抵抗があるのだろうか。
今回の総会の抜擢に不満を持つ研究者は少なくない。目上の者から冷たい目で見られるのは、決してさっき(>>116)のが初めてではないのだ。
しかし、ほのかにタバコの香りがするこの船員は、普通に考えれば仕事として話しかけてきただけだろう。…は少し様子を見て、特に何もなければ自己紹介をするだろう。]
俺は普段薬品の研究をしているアデル・フィルミストといいます。もしよければ貴方の名前を。