それにしても……。
狼ぐらいのサイズであれば、確かに危険ですね。
[相打ちを返しながら思案を巡らせる。
なるほど。先程、教官がナイフを手にしていたことに合点がいく…。]
分かりました。準備しておきます。
[信用のおける教官からの言葉でもあるその言に、深く頷きを返す。
狼への懸念はひとまず心の中に仕舞うことにして、続く会話に笑みを浮かべた。]
手料理と名を付けていいのかどうか…。
『切る』と『焼く』ぐらいしか出来ません。
[素直に出来る範囲のことを告げる。
軍に入るまで調理場に立つこともなかった自身としては、
力加減も焼き加減も、判断が難しい。]
教えていただけるのであれば、是非。
教官はお得意ですか?
[会話の切りの良い部分を見つけたなら、少しはにかんだ様子で願いを申し出る。**]
もし、よろしければ。
この島を写真に残しても良いでしょうか?
美しい島なので。