[見届けたら自分の在るべき場所に帰ろう。
教えを説くことしか出来ない身ではあるけれど、一人でも多くに響かせることが出来れば争いも減るのではないか。そうしていつか、人も魔女も分け隔てなく過ごせるようになればいい。
そう願いと希望を込めて首に下げた十字架を握った。
不意に光が走ったように見え、村の方向に目をやると星が流れるのが見えた]
……とても優しい魔法ですね。
[小さく微笑み、誰に言うでも無く呟く。自分が間違えそうになった時でも、きっとこの星を思い出せば優しさを思い出せるだろう。
この魔法の主が世界中に星を流せるようになった時でも誇れる自分であるよう、その星空を目に焼き付けた*]