− カルカリアス号 −[地上への憂いをひとまず封印し、再び上空へ意識を戻す。光溢れる天が、さらに眩さを増した気がした。] お出ましだ。 主砲担当班、 “加速”と”分身”の魔法詠唱を準備せよ。 [主砲は天空母船の底部に向けて仰角を大きくした。]