人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

『 然し若き炎を燃やす解放軍も姫殿下も、まだお若い。
 並み居る益為らぬ虫に比べては未だ若輩の我が身
 然し敢えて姫殿下に御進言申し上げる事でこの文を認めさせて頂きます。

 どうか姫殿下、変化を臨む臣民の顔を覗き見く事を切に望む。
 桜散る明日に、すべての変化を受け入れなくとも宜しいのです。
 我らも彼らも、今はまだ行き着く先の場所を見定めていないのですから。

 十の春を越え、二十の四季を見送ろうとも私は構いません。
 然し、今ある場所よりも前へ赴く勇気が。
 溝隔てる者達すべてを繋ぎ、ひとつの完成された王国として臨む。
 その偉業を英断される事ができれば、如何な国難も越えられましょう。

 嘗て姫王陛下に仕えしアレイゼルの末裔、ひとりの王国臣民として私はそれを切に願うことで括りとさせて戴きます』

(134) 2015/03/17(Tue) 00:52:53

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