人狼物語−薔薇の下国

272 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサ


駆け出しヴァイオリニスト セルウィン

『まぁ、そうじゃの。
魔法は万能ではないからのぅ』

[試練に合格し、魔女になったとしても、どうにもできない現実はある。
噛みしめるように言う“蛇”に、セルウィンは緩く目を伏せた。
唇を噛んで、やり場のない気持ちを押し殺す]

……コンラート、貴方はどうしたいですか?

[ややおいて、問うのはこの試練に対する彼の意思だ]

他者を踏み躙ってでも合格したいと、本当にそう思えますか?

[思えば、彼はセルウィンとは違い、積極的に誰かを攻撃しようとはしていなかった。
彼にとって、試練の合格は、歪な形とはいえ存在している彼自身の妹を殺害する事にも繋がる]

(134) 2014/11/17(Mon) 21:30:21

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