― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―[一先ず、龍が立てた波が船のバランスを大きく崩さぬよう、制御するのに意識を傾けて。安定した所で、再度、通信を入れる]シュタイフェ・ブリーゼより、全艦へ。どーやら、親玉さんのご登場っぽい。相当ご機嫌ななめっぽいから、殴ってどうにかしないとダメみたいだね、やっぱり。[通信にのせる口調はごく軽いものだが、近しいものならそこにある昂揚ははっきりと感じられるか]