[ 突き立てたが最後、
あたしはその場に崩れ落ちる
その切っ先は本当に、
彼女の背に刺さっただろうか
致命傷に至る場所に、
きちんとあたしは刺せただろうか
動いたことで傷口は広がり、
助けが来なければこのまま出血多量で
生命を落としてしまうかもしれない。
もしかしたらさらにドロシーからの
追い打ちの一手もあったかもしれない。
それで即死ということも考えられる。
でも、それでも、
それでも。
最後に見せた顔は、
怒りでも、憎しみでもなく
どこか、穏やかな、表情で。 ]
ドロシーせん、ぱい
お手、合わせ、ありがとうござ、いました
[ 11敗目かな。
引き分けだったら、うれしい、けれど。*]