ああ、そうだ。武を売るので間違いない。
[そう、売るのは武であって]
つまりこの状況、命を売り物にする気がない以上、氷竜軍とは自然消滅しちまってるってわけだ。
[よって、敵同士といわれていたが、雇用関係が消えれば己はただのフリーの傭兵だ。他者からは寝返りといわれようが、売り物の武ではなく命を求めるならばそれは契約違反だと思っているが、それのことを彼女がわかるかはわからない。それと命をかけるならば金ではなくもっと別のものだ。
それにしても…例えば>>99などと口にするのにはめんどくさそうに欠伸をする。その様子から金銭的なことを心配しているのだろうが…]
まどろっこしい。雇う気があるのかないのか。どっちなのかはっきりしてくれ。んで、どんだけだせるんだ?それを言え。多くても、少なくても言ってやるからよ。
[独房にいて、むしろ雇われる側なのに偉そうにいう。安売りするつもりはないが、ここから出してもらえることを考えれば多少割り引く心算でいたが、それが彼女の懐事情にどれだけの打撃を与えたかはわからぬことであった*]