[投げたナイフは、いくらか黒鳥にダメージを与えていただろうか。黒鳥の高度を確かめ、充分にひきつけたところで、一気に方向を転換する。先ほどまでエレオノーレが座していた場所に一気に駆け上り、そこを足がかりにして飛びかかると]うおおおおおおおおおおおおおおっ[懐から、フィオンの血の付いた短剣>>2:164を取り出し、黒鳥に付き立てんと振りかざした。人間の身であればどうということのない血。しかし魔の姿には、その聖なる効力が発揮されるだろう]