[ 会議が終わるのを待ち、コンラートはダーフィトの元へと歩み寄る ]…頼みがある。俺を、お前の船に乗せてくれ。[ 頼みという割に、その表情は睨むように険しい。あるいは、マレンマのことがあるせい、と思われたかもしれないが、理由は、それだけではなかった ]お前は、多分……天使に狙われてる。俺も、だが。[ だから、同じ船に乗り合わせ、あの繭に近づけば ]囮としては、最上、ということになる。[ それは、危険自体も増すことを意味する、とダーフィトも気づいたろう** ]