― 後日 ―
[レジーナの元へヨアヒム達からの手紙が届いたことを、知らせてくれたのは誰だったか。
1つは姉のパメラへ当てた封筒であり、もう1つの封筒の中身に目を通す。]
そっか…、元気でやってんなら何よりだ。
["一番大切な人"ゲルトと元にいるのだと分かれば、後の心配は何もない。
村から人狼が去ったと言う事実に変わりはない以上、2人のどちらかが人狼だった可能性がある。
けれど、たとえ2人のどちらが人狼だとしても。
人ではなく、会えて羊を食って行くようなヤツだ。
飢えの本能に負けて恋人を食べてしまうような事態は恐らく無いだろうと思う。
ディーターにとってゲルトもヨアヒムも、大事な村の仲間だ。]
好きな時に戻って来りゃいんだよ……。
いつでもな――。
[自分は此処で待ってるのだから。
いつも隣に存在する、"一番大切な人と共に"*]