人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


帝国将軍 レオンハルト

[倒れた樹木の先、拓けた部分を見遣れば、見知った姿がそこにはあった]

ハッ、誰かと思えばお前か、ロヴィン・ブルバード。

[ドロシーから聞いていた名前を口にし、部下より一歩前に出る]

てめぇら下がれ。
アイツは俺がる。

[口端を持ち上げ、迸る殺気を隠すことなく立ち上らせた]

デメララへ向かう道を確保してこい。
偵察も忘れんなよ。

[下がらせた部下には別の指示を出し、来た道を戻らせる。
いくらか残った部下と兵は、樹木の下敷きになった兵達の救出へと行動を転じていた]

(134) 2020/11/18(Wed) 22:13:28

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