人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


邪眼の怪物 クレメンス

[ぐったりと我が身に凭れる彼の消失が、まだ緩やかであるのは、彼を繋ぐ楔が所以だろう。下肢から絶えず熱を昇らせ、魔力を孕ませる。
 所詮、対処療法でしかないが、彼の意識が浮上すれば、口元を僅かに緩めた。]

 此処にいるよ。

[返すのは短くも明確な声。>>122
 ほんの少し込めた柔さは、彼にのみ許された真の音程。

 彼の身を抱え直すように抱き寄せても、調整を間違えれば身体を腕がすり抜けそうだった。]

(134) 2018/03/25(Sun) 17:14:34

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