― 『世界軸』上層・戦いの間 ―
[真白の羽毛と皮膜翼を持った光の竜が鎮座していた。]
これが竜…いや、虚無だったか。
[竜の形をわざわざとっているだけだ。それは恐怖や力の象徴を示しているのかもしれない。実際恐怖に足が竦みそうになるし、戦うなんて久しぶりだ。思ったように体は動いてくれないかもしれない
それでも、あれだけ大口をたたいたのだ。活をいれる。左腕の金剛石も支援するように熱がこもった気がする。]
大丈夫か?動けそうか?
[心の準備はいいだろうか。相方に心配するように聞く。了承を得られれば後は挑むのだ]