人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍副将 マーティン

― マーチェス平原:現在―

[>>111 出立するときには2000は居たはずの兵。
然し、それは前へ進む度に、少しずつ数を減らしていった。
綻びは初めはほんの少し、しかし進めば進むほど、その綻びは大きくなり穴を大きくしていく。

やがて、その視界にストフェ湿原の深緑が映る頃、自軍は1500程になっていた。]

 ――――さぁて、この先どうやって渡るかねェ?

[その声は独り言のようにも、盟主への問いかけのようにも聞こえたか。
サクソー川に掛かるのは、たったひとつのみ。
そこを敵陣が野放しにする筈もなく。]

 儂なら、このまま渡っちまうがねェ。
 しかし、相手さんだってそれを見過ごす筈はねぇ、か……

[濡れることは特に厭わない。
勇猛果敢な兵たちだ、泳いで渡れと言われれば真っ直ぐ従うだろう。
然し、その間、どうしても無防備になってしまうのは、これまた避けたい事案なのである。]

(134) 2016/02/13(Sat) 01:27:29

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