― 管理棟前 ―[ そうまでして夢を叶えるのは嫌だ>>129と、駄々こねるように口にする少女を嗤う事はなかった。だが琥珀の瞳はどこまでも冷めた一瞥をくれる ]どちらにせよ、お前の夢は、ここで終わりだ。[ バサリ、黒い羽根が空を切り、まっすぐに、滑空しながら、その身を横薙ぎに切り裂かんと毒持つシャムシールの刃が少女に向かって牙を剥く ]