[ 集会所の広間の奥には、人ひとりが横になれるような長さのソファもあった。] お医者さんか、せめて看護師さんでもいてくれれば…。[ 2人は村の住民ではないらしく、反応は心許なかった。 大学でAEDの使い方の講習を受けたものの、自分に怪我人の手当ができるほどの知識はない。 どうしようか迷っていると、意外にもカサンドラが「ハッキリした声で」、礼と、「一通りの応急処置法は心得てます」>>132と宣言した。 要求されるまま救急キットを渡す。 強い違和感を感じながら。]