[無意識の間に軍人の男性をじっと見つめてしまっていたらしく(>>118)、男性がちらりと自分の方を向けば目と目が合い。
オリエンテーションの時に居ただろうかと当時の記憶を辿るが、やはり思い出すことが出来ない。
居眠りしている間に紹介された担当軍人かもしれない。居眠りしていたことがバレたら困るので、普通に知っているかのように頷き]
あ、いえ。歌声が綺麗だったので聞き入ってしまったのです。
はい、海の歌は知っていますが。3番の歌詞、どのような内容でしたでしょうか。
[子供の頃に聴いて唄った童謡だが、ピンポイントに3番の歌詞と言われると思い出せない。
歌わない事にしている、と否定が先に来ていることに「聞いても良いのだろうか」後ろめたさを感じながら。]
目的……ですか。正直なところ、あまりないのです。
この旅で現実を忘れ、気分転換できれば良いなって、その程度です。
[目的のことを聞かれれば素直に答え。
今までと違う景色、違う空間、違う周囲が欲しかった。
もっと端的に言えば、現実逃避がしたかった。]