[問いかけに対する応答は、回答とは言いがたいもの(>>130)であったが。
確認の言葉に対しては素直に]
ああ、元々は大陸の出だ。なんか大陸の空気は合わなかったもんでな。
[実際の移住理由は全く異なるのだが、五年前からずっとそう通している。
そういう風に知られているはずで。
オットーのつぶやきを全て聞き終えてから]
謝るこたぁねえが…………あの話、か。
[神妙な口調で、この村で十数年前に起きたとされる事件に触れる。
それには「人狼」なる超存在が関わっていると、村の者からは聞いた。
自分で見たわけではないので信じがたいが、変死体がいくつも出たことは事実らしいというのが彼の認識]
……俺はそいつを見たわけじゃねえし、なんとも言えんけどよ……。他所者らしく言わせてもらえば……考え過ぎだと、俺も思うぜ。
嵐が来るなんてそう珍しいこっちゃねえ。昔話と結びつけて考える理由はねえんじゃねえかな。
[言葉こそ突き放すような言葉ではあるものの、声音に若干の心配の響きを持たせて、そう言う。
事実、移住してから5年、小さい嵐などはたまにあったものの、それに付随して異常な事件が起きるなど、なかったのだから]