人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖将軍 ソマリ

― 回想・半年前 ―

[それは、自身の右手に風精を宿し、
拒絶反応が出ることなく使徒と成った祝いの席であった。
栄華を極めるサイキカル家の別邸にて、
次男の魔化を慶び、マスカレイドが催されたのだ。

金で縁取られた白仮面で顔を隠しても、
色素の薄い金色は誰が見ても主役と知れる。

サイキカル家は使徒の開発が持ち上がった頃から
定期的に人材すら提供していた。

それが上に立つべく生まれた者の義務だと謳い、
また自身も、そう理解していた。]

(134) 2014/02/17(Mon) 07:47:28

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