人狼物語−薔薇の下国

178 薄暮の海―CLASSIFIED MISSION―


参謀 リヒャルト

[頬に流れる涙を掬う少年の手に既視感を覚える。
幾度となく寄せられた優しい手は心に残るものと重なる。
触れることがこわくないと教えてくれた手。
そんな言葉が浮かんで、嗚呼、と感嘆の吐息が漏れた。
優しく掛けられた少年の声>>130に、
また甘やかされていると、思ってしまう。]

 ――…優しいね。

[優しい言葉を嬉しくて。
声を聞ける事が嬉しくて。
何故かしあわせだと思えてしまった。
不意に縋りたい衝動に駆られるけれど、
それは愛犬の鳴き声で抑えられた。]

(133) 2014/05/06(Tue) 00:25:56 (renka)

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