人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

『 姫殿下。我ら王国の民は、花を愛しております。
 春に咲き誇る桜の雅やかを。
 春に寿がれる風花の四季祭を。
 春に奉げられる常世の祈りを。
 何よりも春風の詩と共に舞い踊られる巫女姫その人を。

 私は姫殿下には未だ、国を統べる王として輝く資質は見出せておりません。
 故にこそ解放軍に義を託し、逆徒の誹りを受けるを甘んじるを選びました。
 然し巫女姫として、民に愛され四季を謳い国を愛する。
 斯様な凛と美しく咲き誇る花を、益為らぬ虫以外、愛さぬ者が何処に居りましょうか。

 姫殿下を愛し、義を立てる王府の臣民も貴女を愛し
 また、王府に反し今刃を交える我らもまた、巫女姫を慕う、王国の民なのです』

(133) 2015/03/17(Tue) 00:52:27

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