[戦槌を勢いよく振り上げる、そんなトオルの姿が視界に広がる。そんなこと、絶対に出来るわけがないと決め付けてた。だってそうだろう?大地の守護者としてある為に、何年も続けてきたそんな僕とトオルの差は歴然としすぎていたはずなのに経験の隔たりも実力の差も乗り越えてどんな限界の壁が前にあろうとも折れず力強い意志で突き進む。世界中のどんな鉄よりも硬いそんな『大地』の頑強さを体現した姿でこんな力の差まで乗り越えて、僕の隣まで壁を撃ち抜いて来た]