― デメララ南の森 ―[先を行く兵達の頭上から樹木が襲い掛かる>>119。そのほとんどが避けることが出来ず、樹木に埋まっていくのを見て、男は「あー」と声を零した]アイツら、《ウル》切らしてやがんな。[元々、超速行軍のための分の《ウル》しか与えておらず、当初の予定よりデメララ入りが遅れてしまったために不足が発生していたのだ。男を始め、直属の部下であれば、余分に確保しているのだが、末端の兵に余剰は無い]