お前な......いくらなんでも、破天荒が過ぎるぞ。[ こんな話は古の勇者の伝承でも聞いた事がない。と、手にした剣に宿る力を感じながら、呆れ混じりの吐息をつく ]......想いの力、か。[ 知ってはいても、直接感じるのは初めての、その感覚...願いや期待、恨みや悲しみまでも全て、勇者へと託された無数の心は、確かにとても重い。けれど ]