人狼物語−薔薇の下国

496 天穹迷花


天星仙花

― 夜明けの頃 ―

[ 森の中にも差し込む陽光に呼ばれたように、白いモグラは土中から頭を出す。地面まではなかなか届かぬ陽の温もりを追うように、モグラは鼻先を天に向け、伸び上がり ]

[ ふいに、その場に、薄緑の髪の一人の少女の姿が現れた ]

[ 年の頃は4〜5歳くらいに見えようか、白い着物に結い上げた髪という姿は、天の苗床の世話をする花仙を真似たものだと、花仙を見知った者ならば気づくだろう。

少女は陽の射す場所を求めて、足音も立てず駆けていく** ]

(133) 2018/02/05(Mon) 00:08:30

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