[頷いて、一緒に来てくれたオットーと一緒に、ヨアヒムはむせ返るような血の匂いの中に立ち尽くしていた。]オットー…[震える声は、聞けばいつだって優しく答えてくれる彼に尋ねた。]…狼って、羊食べた後に…隠す?[明らかな意思でもって、隠されたそれに、かたかたと体が小さく震えていた。人狼が、いるんだ、と。やっと身を持って感じる*]