[もしも最優先事項として乗客を守るためならば
サロンへ居残って防衛に務めたほうが手っ取り早かっただろう。
しかし、避難艇があったのも、第一エリアなのだ。
そちらにも逃げ遅れた乗客や乗員がいないとも限らない。
だからこそ、サロンはカークや他の人々に任せて
ダーフィトは此処にいるのだから。]
なんだってこんな損な役回りなんだろうな。
せめてもう少し寝てからにしたかった、ぜ!
[そんなことを愚痴りながらも
右の通路から伸びてきた白磁の腕を払い落とそうとすれば
逆に掴まれる事態になったかもしれない。7%]