[積み上げた本を傍らに、こちらを向いたのはやはり昨日の少年で>>127生きてる、との答えに戸惑った。彼基準の生死観など知らず、肩透かしをくらったような。あの日、倒れた同僚から少しずつ、生命の灯が消えていく光景を思い出しかけ――首を振って追い出すと、続けての促す声に] …吸血鬼?[そう、簡潔に聞いた]