[脆弱な、"子供の"身体…布団の中に隠れた自分を眺めていた]
[元々、同年代よりは小柄な身体。
13歳と云えば、小さくて可愛い子だね。なんてそんなお姉さんのお言葉で通る。けど]
……10歳足してこれじゃあ、な。
[布団の中から伸ばす腕の先は、近くの椅子に安置されていた少年人形。
薄麦色の髪に瞳。少し生意気そうな若かりし頃の悪ガキフェイス。
作らせておいてなんだが、お前は俺をどう見てると胸倉ふんぬしたくなる様な、十中十で、完全に一致と云わざるを得ない。そんなお気に入りを片腕で抱きながら、嘲笑染みた溜息を吐いていた]