ほう、見ただけで判るか?
[ ヴォルフの言葉に>>130面白い、という表情が浮かぶ。 ]
ふむ、確かに格闘は基本だな。
[ 頷きながら、ふと思い出すのは、子供の頃から何かというと取っ組み合いをしていた、もう一人の元首の顔だ。この部屋の熱さも関係していたか。 ]
温まるのが試練なのか?我慢比べというわけかな。
[ 説明に首を傾げつつも、促されるままに腰掛け、問いかけに目を瞬いた。 ]
いい相手、というと...ああ、最初に感服させられたのは、我が槍の師だな。
[ 多分、そういう事だろう、と、話し始めるのは戦った相手の事だ。槍の師の次は、月下で試合した女神の寵児の事も口に昇ろうか。
最大の好敵手であり、唯一の存在である男の事だけは、容易に口にしないのは、既に習性のようなものだった。** ]