ふむ……。『どうした!気になるものがあるならやれ進め!足を止めるなら、全て回った後でもよかろう!さあ、まだ探索は始まったばかりである!』[どうやら契約者の鎧も音に気付いたようで、書斎の方へと指さしながら大業な物言いを。自分以外に、そう声は聞かれないらしいとは言え、もう少し普通に喋らないのだろうか。とはいえ、男にとって気になったのは確か。のっしのっしと足音を踏み鳴らしながら書斎の方へと進んでいき、ドアへと手をかけた。特に抵抗が無ければそのまま中へ入ろうとドアを開けようとしてみるが]