[そんな経緯を経ていても、郊外で思うままに駆け>>75、天翔する姿>>76を見守る時には、自然、表情も柔らかさを帯びる。自らにはないもの、奔放な光。屈託ない笑顔を見上げつつ、僅か、目を細めた] ……まったく。 ほんと、元気なんですから。[そんな呟きを漏らしながらも、周囲の警戒は怠らない。それは、護衛役に任ぜられてからの変わらぬ習慣。それが、己が在り方と定めているが故に。だからこそ]