[ 扉の向こうに可愛らしいお客さん>>119。
主計科のシュテラ君だ。
この艦で数少ない女性なのだから、一等気遣う様に、とは
義父からの厳命である。
それ故この艦に所属する女性の顔は一通り覚えていた。
けしてワタシが女好きという訳ではありませんけして。
お皿を、と言われ、軍医殿は召し上がられましたか?と振り返る。
ワタシは……そういえば食べ忘れていた気がする。
もう少し待って下さいと、濡れた子犬のような風情で見つめ、
急いで食べ始めただろう。
作り手にとっては味気ない速度で食べ終え、手をパンと合わせた ]
し……タラクト一等兵、厨房の影響はいかがですか。
火を扱ったりと危ないので火傷に気を付けて下さいね。
[ 皿の片づけを手伝いながら、そんな雑談もしていた** ]