人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


司祭 ルートヴィヒ

[微笑んで返された言葉が腹立たしくて、ちょっとむくれた。]

くっ…くそ…っ
この歳で「オニイチャン」とか逆に恥ずかしいわい!
せめてオトナって言うてーや。

[自分の拳を受けるたくましい胸を見て、落ち着いた意地悪な笑顔を見上げて、うめく。]

あぁ…その余裕とか、大人っぽいとことか、…あと身長とか!
タッくんズルいわ…かなんなぁ、ホンマ。
何食べたらタッくんみたいになれるん?

[と、悔しさ半分、冗談半分で聞き返した。]

[タクマの兄貴分になろうと、色々と背伸びした時期もあったが、そのときの周囲からのまなざしと微笑みの意味に気づいた今、それは少し、恥ずかしい記憶で。
自分が何をしでかしても、いつも落ち着いていたタクマは、青年期にさしかかって自分より、何倍も、大きくなったように思う。]

(133) 2014/04/13(Sun) 18:34:14

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