人狼物語−薔薇の下国

465 【誰歓年末年始雑談】名湯・薔薇の湯プラン


州国軍 シルキー

>>127


  あ、俺も…。
  急な呼び出しがあったからさ、
  挨拶もしないで、ごめん。


[流れるような所作でケーキを味わう彼女を、
見惚れるように見詰めながら、
こちらもケーキを口に運ぶ。
一口毎に、薔薇の馨りはより深くなるようで。

それから、彼女の白く、細い指が
俺の口元を拭えば、その嫋やかさに思わず固まってしまった。

まるで、何でもないことのように。
ごく自然なその動きは、
家庭教師という仕事柄、生徒相手に培ったものだろうか。

意識しすぎている自分が恥ずかしく、滑稽で、
落ち着け、と思うほどに胸が高鳴ってゆく。]


  ……ありがとう。


[やっと絞り出した言葉を口にしながら、
顔は隠しようもないくらいに赤くなっていただろう。]

(132) 2017/01/05(Thu) 22:32:42 (雪山)

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby