人狼物語−薔薇の下国

272 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサ


駆け出しヴァイオリニスト セルウィン

『なんじゃ、気のきかん男じゃの』

[蛇が冷めた声で感想を洩らし、ジト目でセルウィンを凝視した]

(仕方ないじゃないですか、私に何ができるんです?)

[声に出さずにそう抗議して、セルウィンは左右に首を振る。

セルウィンの望みは、自分が生まれなかった世界だ。
それを叶えたいと思う以上、ここでセルウィンがコンラートに手を差し伸べたとしても、結局“なかった事”になってしまう。

それに、人狼である彼がどうにもできない問題を、見習い魔女でしかないセルウィンがどうにかできるとも思えない]

(132) 2014/11/17(Mon) 21:29:51

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