ふふん、勇ましい男の顔をするようになったが、アンタにはまだ早いさ。 教え子が夢に向かおうとしている。それについてどうこういう気もないし、失敗してもそれはそれだ。世間の辛さを学ぶ機会だろう。――だがそれが卑劣によって無残なものとされるというなら……[そこで言葉をとめてラルスを改めてみる] ラルス。それはアタシからみて、クリフ同様に、アンタも。なんだからね。[近くにいる以上は死なせないよ。とはその強い瞳が言外に語る]