……マリア、コスモ。[呼びかけるのは、『柱』と共に向かわせた輝石の化身たち]波長を合わせて。迎えるための道を開く。[呼びかけに返るのは、るぅぅぅぅ、という鳴き声。唐突に上がったそれは、『柱』たちを驚かせるやもしれないが、そこは気にする事なく。命と心、二つの属の波動を辿り、そこに、自身の風を添わせる。緑と紫、薄紫と薄碧の光を孕んだ風が儀式の間を、そして、『柱』たちのいる空間をふわりと舞って──]