[願いの後、紡がれた問いかけ。>>122
それは最後まで言葉にはならなかったが、言いたい事は伝わった]
……さて、ね。
望む望まざるに関わらず、『そうあるべき』と定められた生き方じゃああるが。
[男子として生まれたからには、そうあるのが当然とされてきた生き方。
そこに、個としての望みは介在しないが]
それでも、俺は。
その中で、俺としての在り方を見出してきた……それは、間違いない。
[定められた事だから流されているのではない、と。
告げた言葉は、どこまで届いたか。
兄を呼び、呼吸途切れさせた若者に黙祷する。
周囲の兵もそれに倣った]