……なんで……?[ 獣の爪で傷つけないように。と たった今、そう考えたはずなのに この手は彼を傷つけようとしていた。 また攻撃してしまわないようにと じりりと後ろへ下がり、距離を取るようにして] ……っ大丈夫、です 自分で歩いて行けますから[ 熱っぽく潤んだ瞳を彼に向け 口角を上げ、首を左右に振った*]