[影の祝福賜った腕輪に天の加護を降ろし、飛竜から身を守ろんとする。その動きよりも幾分か早く、機械の竜は口を開いた。あ、と思う暇もない。吐き出された業火に全身が呑まれる。] … っ ……。[だが、確かに炎の間に消えた天の子は、炎途切れた後、ふらつきながらも立っていた。]